ボルボ、一般人が参加して自動運転…実証実験を開始

自動車 テクノロジー ITS
新型ボルボXC90ベースの自動運転テスト車両
新型ボルボXC90ベースの自動運転テスト車両 全 1 枚 拡大写真

スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは9月9日、スウェーデンにおいて一般参加モニターによる自動運転の実証実験を開始した、と発表した。

この実証実験は、「Drive Me」と命名。ボルボカーズの本拠地、スウェーデン・イエーテボリにおいて、一般参加モニターが自動運転車を実際に走行させる。

1959年に3点式シートベルトを発明して以来、自動車の安全の代名詞となったボルボは、自動運転システムの開発においてもパイオニアとしての役割を果たしている。2020年までに、ボルボの新車に乗車中の死者・重傷者をゼロにするというコミットメントの一環として、開発を進めている。

実証実験は、自動車事故の大幅な減少と渋滞からの開放、そして運転者の貴重な時間の節約を実現する自動運転技術の導入速度を加速させるべく実施。テスト車両には、新型ボルボ『XC90』ベースを使用。ボルボによると、「Drive Me」は世界で最も野心的かつ先進の自動運転実験になるという。

ボルボは一般の参加モニターが日常的に走行する自動運転車からデータを収集。クローズドのテストコースで行われる非現実的なテストとは全く異なる、実際の道路環境にマッチした自動運転車の開発に活用していく。

ボルボカーズはスウェーデンに続いて、英国ロンドンや中国などで、「Drive Me」を実施する計画。自動運転車の早期実用化を目指す取り組みを、加速させる。
 >おすすめコンテンツ:レクサス杯観戦記

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る