【トヨタ 86 改良新型】レースの技術注ぎ「走りの味」に磨き[写真蔵]

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トヨタ 86 GT“Limited”
トヨタ 86 GT“Limited” 全 62 枚 拡大写真

2012年に登場したトヨタの2ドアスポーツクーペ『86』が、2016年7月に大規模バージョンアップ。トヨタ公式には車体に手を入れていない改良は「マイナーチェンジ」と呼称するが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどで得られたノウハウを惜しみなく注ぐことで、フルモデルチェンジ並みに「走りの味を鍛え直した」(トヨタ)。

【画像全62枚】

スポーツカーの本質である「走り」のさらなる深化、としてエンジン吸排気系を改良。インテークマニホールド、エギゾーストマニホールドなどの部品を見直し、パワーアップ。6速MT車は最高出力207ps、最大トルク212Nmとなり低速域からのトルクを向上させ、幅広いレンジで力強さを感じられる仕上がりとした。

スバルの水平対向エンジンを搭載した低重心レイアウトや空力の最適化などによって、従来型より意のままに操ることができるハンドリングを売りにしてきた86だが、改良型ではさらにリアピラーのスポット打点増し打ちによるボディ剛性の強化、さらにサスペンションは前後ダンパーのフリクション特性や減衰力特性を見直すことで、操舵応答性が向上している。またオプションとしてSACHSアブソーバーを設定、さらに優れたハンドリングと乗り心地の良さを両立した。

外観の変更は小規模にとどまるが、空力性能の向上を軸とした改良が施されている。ノーズフィン、フォグランプベゼルフィン、カナード、フェンダーガーニッシュがそれにあたる。また「GT“Limited”」にはウイングタイプのリアスポイラーが標準装備となった。デザイン面では、前後バンパーがより低重心を意識させる意匠となったほか、前後ランプはLEDを強調するものとなり、よりシャープな印象を与えている。

内装では、トヨタ最小径となる362mmの真円ステアリングホイールを採用。3眼タイプのタコメーターは7000回転がメーターの頂点になるよう変更されている。さらに4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを採用、燃費情報やGモニター、パワー・トルクカーブ表示などの車両情報表示が可能となり、よりスポーツカーらしいコックピットが演出されている。

《宮崎壮人》

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