【Deus Bike Build Off 2016】ハードコアなカスタムチョッパーも新車で勝負

モーターサイクル エンタメ・イベント
Deus Bike Build Off 2016 のロードホッパーブース。
Deus Bike Build Off 2016 のロードホッパーブース。 全 6 枚 拡大写真

「旧いハーレーのエンジンやリジッドフレームのフォルムは、カスタムファンらの間でとても人気がありますが、それを手に入れようと思ったとき、非常にハードルが高いのが現状です」

【画像全6枚】

東京・お台場で9月24日におこなわれたカスタムバイクイベント『Deus Bike Build Off 2016』で、プロトの広報課・田中一光氏は言う。「それを解決できたのが、ロードホッパーなんです」と。

リジッドフレームは、1957年までハーレーダビッドソンが採用していたリアショックを備えていないフレームのことで、チョッパーカスタムを好むバイクファンの間では根強い人気がある。

好調なセールを続けているという『ロードホッパー Type5 EVO』は、リジッドフレームに見るからにオーソドックスなスプリンガーフォークをセットし、心臓部を1984年から98年まで製造された「エボリューションVツイン」エンジンとしている。

これらはすべて新品のパーツで、リジッドフレームやスプリンガーフォークは、自社開発により現代の交通事情に合わせた高性能なもの。エンジンは、米国のS&S社から供給を受けた実績と信頼のあるユニットだ。

「カスタムビルダーにオーダーメイドするというのももちろんいいのですが、こうして出来上がったものが新車で購入できるようになればいいなと思いスタートしたのが、ロードホッパーです。いまでは手に入らなくなったエボリューションやショベルヘッドエンジンの新車に乗ることができ、さらに今後はパンヘッドやナックルヘッドも見据えています」(田中氏)

カスタムチョッパーがゆえに、いま新車で買えるハーレーよりもシート高が低く、ハードなスタイルとは裏腹に女性にも支持を得ているのだとか。ペイントやディテールにも妥協せずこだわり、カスタムファンの納得のいくモデルに仕上げている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る