BMWグループ、世界でも日本でも販売台数更新

自動車 ビジネス 国内マーケット
ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏
ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、日本市場において、8月単月で過去最高の伸び率を記録した。

BMWグループはワールドワイドで1~8月期で、150万8659台と5.5%の成長を遂げた。更に8月単月においては最高販売台数の16万5431台(5.7%増)を記録した。

日本市場においては更に伸びており、1月から8月期累計では11.5%の伸び(4万1821台から4万6632台)。8月単月では17.2%の伸び(4213台から4937台)を記録した。「これは BMWグループジャパンとしては過去最高だ」とは、ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏の弁。

ブランド別には、BMWは1~8月期累計で 10%増(2万8723台から3万1583台)。そして、8月単月では15.7%増えた(2919台から3374台)。MINIも健闘しており、累計で 14.9%増え(1万3098台から1万5049台)、8月単月では 20.8%成長(1294台から1563台、日本市場の台数はいずれもJAIA調べ)した。

この伸びの理由の一つに、「東京お台場に開設した新しいブランド体験型ショールーム、BMWグループ東京ベイのおかげでもある」とクロンシュナーブル氏。このフラッグシップ施設は、「今後日本全国のディーラーで展開していく改装のキックオフだ。2020年までに全ての拠点を同じクオリティまで引き上げ、フューチャーリテールプログラムをディーラーネットワーク全体に導入する」という。

また、もう一つの要因に、BMW『7シリーズ』があるという。「このクルマはワールドラグジュアリーカーオブザイヤーアワードを昨年受賞したクルマで、間もなく日本市場にも7シリーズの新世代ハイブリッドが登場する」と明かした。

更に電気自動車のBMW『i3』について、クロンシュナーブル氏は、「新規獲得率はグローバルでは80%。日本では更に高く9割が初めてBMWブランドを購入したユーザーだ」と述べる。同時に「『i8』では日本は世界で3番目の市場だ。また、i8単独で、競合各社のハイブリッドスポーツカーを全部合計した台数よりもグローバルでは多く売っている」と話す。そして、「このような成功から、我々は今後も BMWのサブブランドBMW iに投資を続けていくのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る