【グッドイヤー ベクター4シーズンズ】軽からミニバンまで、適合サイズ揃え拡販へ

自動車 ビジネス 国内マーケット
グッドイヤー ベクター4シーズンズハイブリッド
グッドイヤー ベクター4シーズンズハイブリッド 全 8 枚 拡大写真

日本グッドイヤーはオールシーズンタイヤの『ベクター4シーズンズハイブリッド』を、8月より国内生産に切り替え、また、サイズバリエーションが大幅にアップさせた。

日本グッドイヤーマーケティング本部マーケティング担当部長の中村裕氏は、「これまでの輸入から、国内製にしてデリバリー性を高めたことと同時に、サイズラインアップが 23から44に増えたことだ」とし、「軽自動車から大型のミニバンまで、日本車のニーズに合ったサイズの拡大をしたことが大きな強み」と述べる。

実は過去、サイズの少なさで商機を逃していたという。「首都圏のユーザーが(スタッドレスに)履き替える必要がないとベクターを選ぼうとしても、欲しいサイズがないことが多くあった」と中村氏。そこで、「新車のカタログサイズをベースに大幅に選択肢を増やした」と説明する。

一方、幅広いクルマ向けとはいえ、サイドウォールのデザインや、トレッドパターンによっては大型サルーンへのマッチングに一考の余地もある。中村氏は、「縦方向の“リブパターン”は静穏性に優れているのに対し、ベクターはその性格上(雪道にも強くするため)形状をある程度変更しており、ノイズに対しては不利になることは事実だ」と述べる。ただし、「静粛性の高いサルーンは、同時に遮音に気を使っているので、大きく気になることはないだろう」ともいう。いずれにせよ、実際に体験してみないとわからない部分でもあるため、「今後は積極的にユーザーに伝えられる活動を行っていく」とした。

そして、ベクターを履くことで「いつでも季節を問わず出かけたい時に出かけられる。アクティブになってもらうきっかけになれば」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る