陸上装備研究所、開発中の「軽量戦闘車両システム」を初披露---EV

自動車 ニューモデル 新型車
防衛装備庁・陸上装備研究所の一般公開において、開発中の「軽量戦闘車両システム」を初披露。
防衛装備庁・陸上装備研究所の一般公開において、開発中の「軽量戦闘車両システム」を初披露。 全 20 枚 拡大写真

防衛装備庁・陸上装備研究所は15日に行った施設の一般公開において、開発を進めている「軽量戦闘車両システム」の試験車両を初めて披露した。人員輸送を想定した車両で、6輪すべてにインホイールモーターを装着したフルEVとなっている。

【画像全20枚】

開発中の軽量戦闘車両システムは、低反動砲を装備した「火砲型」と、対爆性能を持たせた「人員輸送型」の2種類があり、今回披露されたものは後者寄り。機動性能を確認するための車両となる。すでに配備が始まっている「NBC偵察車両」をベースに改造したという。

6輪すべてがインホイールモーターを装着した独立懸架方式となっており、左右を連結した車軸を持たないことを特長としている。車軸を持たないことから、それぞれの車輪で車高を可変させられるため、起伏の激しい場所での運用であるとか、対爆性能を向上させるために地上との空間を確保することを狙いとしている。

テスト車両はインホイールモーターの性能を試す意味もあってフルEVとなっているが、現状では航続距離が非常に短くて実用性には欠けるようだ。説明員は「この試験車両は予算の関係もあってフルEVとして製作したが、航続距離には難がある。充電手段が無い場所で使うことを考えれば、実用化する場合は発電用のエンジンを備えたハイブリッド車両になるのではないか」としている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  5. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る