【VW パサートGTE 試乗】心が穏やかになるような乗り心地…まるも亜希子

試乗記 輸入車
VW パサートGTE ヴァリアント
VW パサートGTE ヴァリアント 全 8 枚 拡大写真

EVモードで走りはじめて数分。いちばん感心したのは、心が穏やかになるような乗り心地の良さ。どこにもゴツゴツ感がなく、落ち着いていてなめらかで、まるで舗装したばかりの道をずっと走っているよう。

そしてHVモードにすると、少し重厚感が増すとともに、ややゴツゴツとした硬さが顔を出す。でも走行モードダイヤルでコンフォートを選ぶと、それは和らいだ。

もちろん、スポーツモードもあるからその気になればヤンチャにも走れるけど、『ゴルフGTE』ほどのカッ飛び感覚はない。やはり『パサートGTE』は、しっとりと大人っぽいドライブを堪能したい人向けだろう。

また、EVモードでもブレーキのフィーリングなどがとても自然で、イメージ通りに運転できる。初めてHVやPHEVといったジャンルのクルマに乗る人や、これまで違和感を感じたことがあった人にこそ試して欲しいと思う。

使い勝手では、充電ケーブルがラゲッジの床下に収納できるようになっており、ラゲッジが広く使えるのが好印象。家族で旅行などのレジャーユースが多い人にも安心だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo)』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。 現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2005-2012等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ 『運転席DEナマトーク!』他アップ中。

《まるも亜希子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る