【NAGOYA CLASSIC CAR MEETING 16】逆輸入のランタボ2000や初代ファミリアクーペ…希少車ずらり

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1984年式 ランサーターボ2000ECI
1984年式 ランサーターボ2000ECI 全 34 枚 拡大写真

「NAGOYA CLASSIC CAR MEETING 2016」(23日、愛知県豊田市豊田スタジアム)では、日産『スカイライン』や『フェアレディZ』などの旧車イベントの常連に交じり、地味ながらきらりと光る存在感を見せていた個体があった。

その中の1台が三菱『ランサーターボ2000ECI』。一見すると普通の”ランタボ”だが、左ハンドルだ。1985年に愛知三菱が当時の西ドイツから逆輸入した20台のうちの1台という。欧州向け2000ccのターボモデルにECIが装着されて170馬力を発生。ゼロヨン15.5秒という俊足を誇った。オーナーによると、220km/hまで刻まれたスピードメーターを振り切ったこともあるという。シートはレカロ、足回りはラリーアートにワタナベの組み合わせ。

シックなたたずまいを見せていたのは、初代の1966年式マツダ『ファミリアクーペ』。フラットデッキを基本とした2ドアクーペボディに、セダンのOHV800ccとは異なるツインキャブレター付4気筒SOHCの985ccを搭載。小排気量ながら最高速145km/h、0-400m加速18.9秒という動力性能を備えていた。前輪にはマツダ車初のディスクブレーキも標準装備している。室内は、タコメーターを中央に配置した丸形3連メーターと3スポークの木製ナルディタイプのステアリングがスポーティだ。ボディカラーは白か赤がオリジナルだが、この個体は淡いブルーのツートンカラーに塗り替えられ、エレガントな雰囲気を漂わせていた。

「三河5」のナンバーを付けた1966年式トヨペット『クラウン』は、同シリーズ2代目に当たる。直線的なフラットデッキスタイルで、トヨタの「T」をモチーフとしたジュラルミン製のフロントグリルが印象的。塗装などは未再生で、ほとんどオリジナル状態を保っている希少な個体だ。オーナーはトヨタOBで、退職後に「トヨタ・クラシックカー・オーナーズ・クラブ」を結成し、旧車仲間との交流を深めているという。

また、クラウンの3代目に当たる、1968年式のピックアップ(トラック)2台も、今となってはかなりレアな存在だった。

《嶽宮 三郎》

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