三菱自動車は11月1日、『アウトランダー』のフロントワイパーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、三菱『アウトランダー』1車種で、2005年9月22日から2012年10月1日に製造された7万3235台。
フロントワイパーのフロントデッキ部防水構造が不適切なため、フロントデッキガーニッシュとウインドシールドガラスの間から伝った水がワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部に浸入し、ジョイント部内部が異常摩耗を起こすことがある。そのため、最悪の場合、ワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部が外れ、ワイパーが作動しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部を点検のうえ、ジョイント部の異常摩耗が認められたものはワイパーリンクを対策品と交換する。異常摩耗が認められないものは、ワイパーリンクのジョイント部のゴムカバーを対策品と交換する。
不具合は14件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。