日立建機、建設ICTに対応したソフトウエアを販売開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
デキスパート
デキスパート 全 12 枚 拡大写真

日立建機は、国土交通省が推進する「i-Construction」をはじめとした建設ICTに対応するソフトウエアを、子会社の日立建機日本を通じて11月1日より発売した。

今回発売したソフトウエアは、建設システムおよび福井コンピュータの各種商品。2社がこれまで培ってきたノウハウがパッケージされたソフトウエアを、課題や要望に合わせ、日立建機日本から提供することで、建設ICTへの顧客の円滑な対応を支援する。

建設システムの「デキスパート」は、3万社以上の導入実績を持つ、情報化施工やCAD、出来形・写真・品質管理、電子納品などに対応した施工管理システムで、多彩なラインナップを用意する。

「SiTE-Scope」は、UAV(無人航空機)やレーザースキャナーなどによる3次元測量によって得られた点群データから不要な点を除去し、3次元点群データを生成。また、3次元点群データと3次元設計データから土量算出や出来形集計ができる。集計結果はヒートマップ表示でわかりやすく表現でき、「i-Construction」に対応した3次元出来形管理のヒートマップを作成できる。

「INNOSiTEシリーズ」は、特許技術「3次元設計データ要素解析抽出機能」を活かし、2次元のCADデータから3次元設計データの要素を自動・半自動で解析・抽出し、3次元設計データを作成。3次元設計データは、建設ICTのMC(マシンコントロール)やMG(マシンガイダンス)用の設計データとして活用できる。

福井コンピュータの「EX-TREND 武蔵」は、「i-Construction」への活用のほか、ICT施工に必要な3次元設計データ作成から日々の施工管理業務まで、現場の省力化をトータルで実現。オールインワンシステムとして土木技術者をフルサポートする。

「TREND-POINT」は、3Dレーザースキャナーやドローン、MMS(Mobile Mapping System)などで計測した数億点におよぶ点群データの処理・活用を支援する3D点群処理システム。豊富なフィルター(クリーニング等)機能や断面作成、メッシュ土量計算のほか、ヒートマップに対応した3次元出来形管理、3Dビューアー出力により「i-Construction」をサポートする。

「TREND-CORE」は、土木施工業向けの国産CIM(Computer Integrated Manufacturing)システム。施工段階における現場の3Dモデル作成により建設現場や施工手順を「見える化」し、地元住民や発注者との協議を円滑化。オルソ画像など地形情報の利活用ができ、建設現場におけるCIM活用をより高度に支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る