【日産 セレナ 新型】家族皆を大切に考えたインテリア

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日産 セレナ
日産 セレナ 全 8 枚 拡大写真
日産『セレナ』新型は、1列目から3列目、全てのシートに座る“家族”を大切に開発されたという。

日産自動車グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部プログラム・デザイン・ダイレクターの入江慎一郎さんによると、「1列目のお父さんは運転手として、ミニバンといえどドライビングプレジャーをきちんと楽しんでもらおうと考えた」と話す。

そこで、「スポーツカーではないものの、コックピット感、ドライバーの囲まれ感を演出。広さ優先ではあるが、しっかりとそのフィーリングはお父さんに持ってもらうようにデザインした」。具体的には、薄型のメーターからセンターディスプレイにつながるL字の配置によって囲まれ感を演出している。

お母さんには、多彩な色選びを提案している。「リサーチすると、お父さんは形を気にするが、お母さんは色を気にしている」と入江さん。しかし好みは人それぞれ違う。そこで今回はツートンカラーのコンビネーションを含めて、計13色を用意。「選べる楽しさ、歓びを味わってもらいたい。その組み合わせもかなり自由に組み合わせることが出来るようにした」という。

そして、「子供たちは中でゲームをするだろう。そこで自由にゲームが出来るよう6カ所にUSBを付けた」。また、1列目シート背面に取り付けられたカップホルダーは、ファストフードのポテトのケースがきれいに収まるように設計されているほか、同じくシートバックポケットにはi-Phoneとi-Padがそれぞれ入るようになっているなど、「子供たちがいかに飽きないようにするかを考えている」と話す。

また、「2ndシートが前後左右にスライド可能なので、チャイルドシートを付けたまま、お母さんが一人で運転しているときに子供のケアを信号待ちなどですぐに出来る」とし、どのシートに座る家族も快適に過ごせるよう配慮したことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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