ドイツ高級3ブランド中国販売、アウディが首位守る 10月

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アウディ Q3
アウディ Q3 全 3 枚 拡大写真

ドイツの高級車、アウディ、メルセデスベンツ、BMW。3ブランドの10月の中国新車販売の結果が出そろい、アウディが首位を守った。

アウディの10月中国新車販売は、4万7032台。前年同月比は0.6%増と、10か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は、中国吉林省のフォルクスワーゲングループの長春工場で現地生産される『A6L』、『A4L』、『Q5』、『Q3』の4車種。なおA6LとA4Lは、中国専用のロングホイールベース仕様。

10月の車種別の販売実績では、『Q3』が引き続き好調。またアウディは2014年夏から、広東省の仏山新工場において、『A3セダン』の現地生産を開始。この『A3』シリーズも10月、顧客の支持を集めた。また、9月から中国の販売店に到着しているA4Lの新型に対して、顧客の反応も良好という。

BMWグループ(MINIを含む)の10月中国販売台数は、4万4154台。前年同月比は6.4%増と、6か月連続で前年実績を上回った。BMWグループは、中国パートナーの華晨中国汽車(ブリリアンス)との間で合弁会社を設立。『3シリーズ』と『5シリーズ』、『X1』を現地生産している。さらに新たに3車種を、現地生産する計画。

メルセデスベンツの10月の中国における新車販売台数は、4万2224台。前年同月比は27.6%増と大きく伸び、44か月連続で前年実績を上回った。メルセデスベンツを擁するダイムラーは、北京汽車との間で、中国合弁会社の北京ベンツを設立。2006年からメルセデスベンツ『Eクラス』を、2008年から『Cクラス』を現地生産している。また、2010年5月には、中国専用のロングホイールベース車、『EクラスL』を生産開始。2011年12月からは、『GLK』が現地生産車に加わった。さらに2015年11月からは、GLK後継車の『GLC』の現地生産を開始。

メルセデスベンツの10月の中国新車販売では、セダン系とSUVともに、販売が好調。とくに『Sクラス』に対する需要が根強い。また。4月下旬に開催された北京モーターショー16では、新型EクラスLを発表。順次、中国の販売店に到着しており、今後の販売増が見込まれる。

10月の中国高級車市場において、ドイツ3ブランドでは、アウディが引き続き首位を守った。競合ブランドよりも早く、中国でのブランドを確立した強みを維持している。

《森脇稔》

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