【レンジローバー イヴォーク コンバーチブル 試乗】今まで経験したことがない世界が待っている…諸星陽一

試乗記 輸入車
レンジローバー イヴォーク コンバーチブル
レンジローバー イヴォーク コンバーチブル 全 8 枚 拡大写真

ランドローバーのスタイリッシュなSUVとして人気のレンジローバー『イヴォーク』にオープンモデルのコンバーチブルが追加された。

イヴォークコンバーチブルは電動ソフトトップ式のオープンモデルで、オープンは18秒、クローズは21秒で完了。オープンした際のスタイリングはいわゆるバスタブタイプで、風と光をたっぷりと味わえる設定。クルマを走らせてみると、今まで経験したことがない世界が待っている。

オープンカーは光や風、そして香りを感じられる乗り物だ。閉鎖されたクルマと違って周囲の環境までがクルマの環境となる。イヴォークコンバーチブルは、一般的なオープンモデルと異なり、車高がかなり高い。するとクルマから見える風景はまるで異なる。車高が高いクルマは視界がいいが、これがコンバーチブルになると左右と後の視界の開け方がまるで異なる。今までは見えなかった風景、今までは感じなかった風、今までは香らなかった香りが味わえる。

搭載されるエンジンは2リットルの4気筒ターボ。1リットルあたり100馬力を軽く超える240馬力の最高出力を誇るハイパワーさで、これに9速ATを組み合わせる。加速感はスムーズでトルクフル。車重は約2トンだが無理してクルマを走らせている感じはなく、余裕があり高級感をしっかり持っている。

先日、SUVにオープンモデルは不要だ。という人に出会ったのだが、そんなことを言ってしまったら、すべてのクルマにオープンモデルなんて不要になってしまう。クルマを楽しむ方向性としてさまざまな選択肢があるのは歓迎すべきこと。今までなかったタイプ(とはいえジープはオープンが基本で、パジェロやジムニーにもオープンは存在した)は人にワクワク感を与えてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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