新コンテナ「氷感」「SORA」登場…JR貨物や佐川急便など共同トライアル実施

鉄道 企業動向
冷却システムと氷感システムを搭載した「氷感SO庫」(右)。2017年1月まで共同トライアルが行われる。
冷却システムと氷感システムを搭載した「氷感SO庫」(右)。2017年1月まで共同トライアルが行われる。 全 1 枚 拡大写真

JR貨物グループのジェイアール貨物・南関東ロジスティクスや宅配大手の佐川急便などはこのほど、新しいタイプのコンテナを開発した。11月28日から共同トライアルを実施している。

発表によると、新しいタイプのコンテナは「氷感SO庫」と「SORAコン」の2種類。「氷感SO庫」は通常のコンテナに冷却システムと氷感システムを追加したもので、食材などを凍らせることなく長期に渡って鮮度を保つことができる。保管時は外部電源、輸送時は蓄電池で電気を供給し、一つのコンテナで保管と輸送の両方に対応する。

「SORAコン」は通常のコンテナに太陽光ソーラーパネルを設置し、コンテナ内のファンを作動させる。これにより24時間換気を可能にした。コンテナ内の空気を強制的に循環させることで湿度や温度が安定し、常温で積載物の品質を保てるという。

今回の共同トライアルは「氷感SO庫」を使用し、2017年1月28日まで行われる予定。東京~札幌間や東京~福岡間などで切り花や野菜、果実などを運ぶ。2017年4月からの量産化とサービス提供開始を目指す。

《草町義和》

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