JR東海、在来線にもホームドア導入へ…金山駅で実証試験

鉄道 企業動向
JR東海が在来線に導入するホームドアのイメージ。幅を最大4m強確保し、さまざまな種類の車両に対応する。
JR東海が在来線に導入するホームドアのイメージ。幅を最大4m強確保し、さまざまな種類の車両に対応する。 全 1 枚 拡大写真

JR東海は12月14日、東海道本線の金山駅(名古屋市中区)と刈谷駅(愛知県刈谷市)にホームドアを設置すると発表した。他社の在来線で採用されているホームドアよりドア部の幅を大きく広げ、さまざまな種類の車両に対応する。

発表によると、2018年初めに金山駅で実証試験を実施する予定。今後5年程度でホームドアの設置を目指す。刈谷駅は改修工事について刈谷市と協議中であることから、工事にあわせて設置する方針だ。

東海道本線の名古屋地区では、車体側面にドアが3カ所設けられている311系電車と313系電車が運用されているが、ドアの位置は若干異なる。同じ形式の編成でも、先頭車と中間車では車両の長さが異なるため、車両の連結の仕方によってもドアの位置が変わる。このため、従来型のホームドアを導入するのは難しいという課題があった。

こうしたことからJR東海は、ドア部分の幅を4m強に拡大したホームドアの試作を決定。メーカーの工場などで動作試験を行った後、金山駅で実証試験を行うことにした。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る