【実践! サウンドチューニング 中級編】タイムアライメント その3…簡易的なタイプのチューニング方法

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フォーカル・DSA 500 RTの「タイムアライメント」の調整画面。
フォーカル・DSA 500 RTの「タイムアライメント」の調整画面。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオのサウンド・クオリティに大きな影響を及ぼす、音調整のテクニックをご紹介している当コーナー。現在は、「タイムアライメント」について解説している。今週はいよいよ、簡易的なタイプの調整方法を具体的に解説していく。

さて、“簡易的”なタイプの「タイムアライメント」とは、AV一体型ナビ等に搭載されている、トゥイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーとして扱うタイプの「タイムアライメント」である。

設定方法は意外とシンプルだ。スピーカーまでの距離を実測し、その値を入力すればOKだ。

しかし…。スピーカーがセパレートタイプの場合は、トゥイーターとミッドウーファーが異なった場所にある。その場合は、どちらの距離を測ればいいのかというと…。

正解は、ミッドウーファーだ。ミッドウーファーのほうが担当帯域が広範囲に及ぶので、こちらを優先して調整するほうが、全体のバランスが整いやすい。というわけで、右耳から右のミッドウーファーの中心までの距離を、左耳から左のミッドウーファーの中心までの距離を測り、その数値をそれぞれ入力する。

次には、聴き慣れた曲を流しながら、音像のフォーカスが合っているかどうかを確認してみよう。そして、センターにあるべきパート(ボーカル等)がしっかりと真ん中に来ていれば、その段階で調整は完了だ。なお、このときかける音源は、シンプルな編成で演奏されているもののほうが良いだろう。そのほうが音像がどこにあるのかを確認しやすい。

確認して、もしもセンターにあるべき音像が左右のどちらかに寄っているようなら、片側の数値を試しに少し大きくしてみよう。そうして音像がセンターに近づくか離れるかを確認する。センターに近づいてきたのであれば、さらに数値を大きくしてみる。センターから遠ざかっていくようなら、数値を小さくしてみる。このように、片側の数値を微調整しては聴き、を繰り返しながら、音像がセンターに来るように調整していこう。

なお、調整を煮詰めて中低域の音像がぴたりと真ん中に来たとしても、高域の音は、多少フォーカスが甘くなっているかもしれない。しかしながら、それほど気になるレベルではないはずだ。多少の粗さがあったとしても、「タイムアライメント」をかけるのとかけないのとでは、聴こえ方がまるで違う。たとえ“簡易的”なタイプであったとしても、「タイムアライメント」の効力は相当に大きい。スピーカーから音が出ている感じがなくなり、サウンドステージが目の前に立体的に広がるのだ。ぜひぜひ、積極的に活用しよう。

さて、「タイムアライメント」については一旦、ここまでとさせていただく。次回からは新たなテーマで話を進めていく。次週も乞うご期待。

【実践! サウンドチューニング】中級編 Part.1「タイムアライメント」その3「簡易的なタイプのチューニング方法」

《太田祥三》

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