グーグル、完全自動運転技術のサプライヤーへ着々…FCAに次いでホンダとも共同研究

自動車 テクノロジー ITS
グーグルが自社開発した自動運転車のプロトタイプ
グーグルが自社開発した自動運転車のプロトタイプ 全 5 枚 拡大写真

米グーグルの完全自動運転車の開発部門が独立したウェイモ(カリフォルニア州マウンテンビュー)とホンダは12月22日、同技術の共同研究で基本合意したと発表した。

ウェイモの自動車メーカーとの共同研究に関する提携は、2016年5月のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)に次ぐものとなる。いずれもグーグルの事業部門時代から開発した完全自動運転車向けのセンサーやソフトウェア、車載コンピューターなどを提携先の車両に搭載、カリフォルニアやテキサスなど米4州での実証実験を進める計画だ。

FCAとの実験車両は、クライスラーブランドのハイブリッド車ミニバン『パシフィカ』をベースにしたもので今週公開されている。この車両は100台も生産されており、大規模な実験で早期の技術成果を得たいという意図が見える。

ホンダとウェイモの共同研究の内容や技術成果の扱いなどは「今後詰めていく」(ホンダ広報部)としているが、ウェイモにとって複数の有力自動車メーカーとの実験は、今後のビジネス展開で意義深いものとなる。ソフトやセンサーなどの保有技術が量産車でも通用し、広く適用できるようになれば、完全自動運転車用の技術やコンポーネンツのサプライヤーとして、飛躍の足ががりとなるからだ。グーグルからウェイモを今月に分離独立させ、提携や開発を加速させる体制とした狙いもそこにあるようだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  2. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  3. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  4. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  5. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  6. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  7. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  8. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  9. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  10. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
ランキングをもっと見る