自動運転向けプロトタイプECUの開発期間を短縮できるツール、ルネサスとTTTechが共同開発

自動車 テクノロジー ITS
自動運転の量産向け開発を加速するソフトウェア搭載「HAD(高度自動運転)プラットフォーム」
自動運転の量産向け開発を加速するソフトウェア搭載「HAD(高度自動運転)プラットフォーム」 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは、オーストリアのTTTech Computertechnikと、自動運転車開発に向け、車載制御ユニット(ECU)のプロトタイプの開発期間を短縮する、「HAD(高度自動運転)プラットフォーム」を共同開発した。

自動運転車は2020年の市場投入にむけて各社が開発を加速化させており、カメラ、レーダなどの複数のセンサーによるセンシング処理、経路計算、制御など、大規模で複雑なソフトウェア開発が必要。このため、ソフトウェアを複数のチームが並行して開発している。それぞれのソフトウェアがCPU、ハードウェアアクセラレータ、ネットワークといったハードウェアのリソースの競合なくシステム統合されることが求められる。

今回開発したプラットフォームは、並行して開発された複数のソフトウェアを統合して実車で動作検証できるよう、ルネサスの車載コンピューティング用SoC「R-Car H3」と車載制御用マイコン「RH850/P1H-C」を採用したハードウェアキットに、TTTechのADAS(先進運転支援システム)向けソフトウェアプラットフォーム「TTIntegration」を搭載した。これによって自動車メーカー、一次サプライヤーは、自動運転用ECUのプロトタイプの開発期間を短縮できる。

製品の価格、販売時期は未定で、TTTechが販売する予定。

《レスポンス編集部》

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