トヨタ豊田社長、「よく見ていきたい」…メキシコでの生産めぐる情勢

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車の豊田章男社長 《撮影 池原照雄》
トヨタ自動車の豊田章男社長 《撮影 池原照雄》 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は1月5日、新工場の建設などを進めているメキシコでの生産体制について「いろいろなものをよく見ていきたい」と述べ、米国のトランプ次期大統領の通商方針などを注視する考えを示した。

同日、都内で開催された自動車工業団体の賀詞交歓会で記者団の質問に答えた。豊田社長は、今後の方針については「もう少し状況が分かったら考えていきたい」と述べるにとどめた。メキシコでの自動車生産をめぐっては、トランプ次期大統領が米メーカーをけん制しており、フォードモーターは3日、2018年の稼働を目指していたメキシコ新工場の計画を撤回した。

トヨタは年間約20万台の乗用車生産能力をもつメキシコ新工場を16年11月に着工、19年の稼働を予定している。また、ピックアップトラック『タコマ』の生産拠点である既存のバハカリフォルニア工場では年10万台の能力を17年末から18年にかけて同16万台に増強する計画も進めている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る