【カーオーディオ・ユニット選びの極意】メインユニット編…AV一体型ナビ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ダイヤトーン サウンドナビ・NR-MZ200PREMI
ダイヤトーン サウンドナビ・NR-MZ200PREMI 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオ製品の選び方のコツを解説している。現在は、「メインユニット」について考えていて、ここまで、「1DINメインユニット」、「2DINメインユニット」に関しての現状分析を行ってきた。今回はそれに引き続き、「AV一体型ナビ」のトレンドを分析していく。

市販の「AV一体型ナビ」のオーディオ性能は、年々向上を見せている。特に各社のフラッグシップモデルについては、上級な音響パーツが使われて素の音質性能が磨き込まれ、さらには、簡易的ながらも“タイムアライメント機能”を積んでいる製品も増えていて、オーディオメインユニットとしてなかなかに実力を備えたモデルが揃ってきた。そのような製品ならば、“バイアンプ対応”のパッシブクロスオーバーネットワークが付属しているスピーカーと組み合わせて、フロント2ウェイをある程度詳細にコントロールすることも可能となる。

ただし、イコライザーについては“13バンドタイプ”である場合がほとんどだ。このスペックであると、ハイエンド・メインユニットとは実力差が出てくる。そこのところは割り切って使うしかないだろう。

なお、カーオーディオメインユニットとして全体のレベルが上がってきている中、特に注目すべきモデルが3機種あるのでご紹介しておこう。

1つは、ケンウッドの『彩速ナビ』のフラッグシップシリーズ。当機は唯一の、フルスペックで“ハイレゾ音源”が楽しめる「AV一体型ナビ」であり、さらには、より詳細なコントロールが可能な“パラメトリックイコライザー”を搭載していて、なかなかに本格派な1台となっている。“ハイレゾ”に興味があるならば、当機をチェックして損はない。

そして2つ目が、カロッツェリアの『サイバーナビ』だ。2016年モデルからは“ネットワークモード”が搭載され、フロント2ウェイ+サブウーファーのシステムを、詳細にコントロールすることが可能になった。また、タイムアライメントとイコライザーを“オート”で調整することも可能で、これを活用すればサウンドチューニングのベース調整を簡単に完了することができる。当機も、オーディオメインユニットとしての実力の高い「AV一体型ナビ」だと言っていい。

そしてもう1つが、『ダイヤトーン サウンドナビ』。当シリーズはスタンダードモデルとプレミアムモデルの2機種で構成されているのだが、プレミアムモデルに関しては、完全なるハイエンド・メインユニットに仕上がっている。「AV一体型ナビ」を核として本格ハイエンドカーオーディオを楽しもうと思ったら、選択肢は当機しかない。また、スピーカーが純正のままであっても、そのシステムを本格派に変えることも、当シリーズならば可能だ。音にこだわるなら、『ダイヤトーン サウンドナビ』に注目する価値は高い。

今週は以上だ。次週はスペシャリティの高い孤高のメインユニット、ビーウィズの『MM-1D』をフィーチャーする。お楽しみに。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 05「メインユニット編」#02 タイプ解説 その3「AV一体型ナビ」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る