【東京オートサロン2017】ボルボ 240 をカスタムメイド

自動車 ニューモデル モーターショー
ボルボ240ワゴン FIRST MODEL FACELIFT KIT
ボルボ240ワゴン FIRST MODEL FACELIFT KIT 全 8 枚 拡大写真

VOLTSは東京オートサロン2017において、『240ワゴン』をカスタムメイドしたクルマを2台展示している。

その一台は240の前進となる『140』のイメージを受け継いだ丸目2灯を再現した「FIRST MODEL FACELIFT KIT」を装着したもの。もう一台は日本未発売の北米仕様の丸目4灯をモチーフにした『US MODEL FACELIFT KIT』を取り付けたものだ。両車ともウッドパネル等をあしらうことで、レトロ調に仕上げている。これらはパーツとして購入することも可能だ。

同社はボルボの専門店(ドクターV)で中古車をメインに扱っており、メンテナンス等も得意としている。同社の高木淳也氏は「他の輸入車も扱っていたが、ボルボの安全性に惚れ込みメインの取り扱いを始めた」という。その後、「多くのボルボユーザーの人柄の良さから、更にボルボにのめり込むようになった」

近年、同社では“240プロジェクト”を立ち上げた。これは、「ユーザーを巻き込んで、240をどのように改良、改善していくか。どういう240だったら欲しいか」という意見交換の場で、ユーザーの望むものを作ろうという考えからスタートした。その一つが展示された2台である。これら仕様は「ユーザーからの要望が非常に多い、ヘッドライト周りのパーツを中心としたもので、かつ、純正パーツの入手が困難になってきたことから、新たに自分たちでパーツを作成した」と経緯を明かす。

今回の仕様は外見と内装をメインに変更しているが、今後は現行のエンジンを積んだり、エアコンが弱いのでその改良をしたり、あるいはEV仕様など、「外見は古いが機関系統は最新のものという、いろいろな顔を持った240を作っていきたい」と述べる。そして、将来は、「240を100年後も残せるようにしていきたい」と想いを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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