米ホンダ、77万台を追加リコール…タカタ製エアバッグの不具合

自動車 テクノロジー 安全
ホンダ シビック 旧型
ホンダ シビック 旧型 全 1 枚 拡大写真

ホンダの米国法人、アメリカンホンダは1月10日、タカタ製エアバッグの不具合により、米国でおよそ77万2000台を追加リコール(回収・無償修理)すると発表した。

このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーター(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷するおそれがある。

今回、アメリカンホンダが追加リコールを発表したのは、ホンダブランドでは、『アコード』の2008-2012年モデル、『シビック』の2006-2011年モデル、『CR-V』の2005-2011年モデル、『エレメント』の2005-2011年モデル、『フィット』の2007-2012年モデル、『パイロット』の2005-2012年モデル、『リッジライン』の2006‐2012年モデルなど。

アキュラブランドでは、『MDX』の2005-2006年モデル、『TL』の2002-2003年モデル、『TSX』の2009‐2012年モデル、『RL』の2005‐2012年モデルなど。

アメリカンホンダは、「今回の追加リコールは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が2016年5月に発表した内容に従ったもの。古い車両から、5段階で順次リコールを行っており、今回はその第2段階」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る