【マセラティ クアトロポルテ 改良新型】トリム戦略の導入…グランルッソとグランスポーツ

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マセラティ クアトロポルテ グランルッソ
マセラティ クアトロポルテ グランルッソ 全 8 枚 拡大写真

マセラティジャパンは1月16日より、フェイスリフトしたフラッグシップスポーツセダン、『クアトロポルテ』を発売すると発表した。

クアトロポルテは1963年の登場以来、マセラティのフラッグシップモデルとして、世界72か国で2万4000台を販売してきた。今回のフェイスリフトではフロントフェイス、リアバンパーの変更のほか、新たにグランルッソとグランスポーツの2つのトリム戦略を導入した。

グランルッソの特徴は、「“比類なきスポーツカー”でありながら快適性をも備えている。そして、更に(標準より)優れた外観を備えている」と述べるのは、マセラティジャパン代表取締役社長のグイド・ジョバネッリ氏の弁。具体的にはエルメネジルド・ゼニアのインテリアを採用するほか、ダッシュボードとウッド&レザーステアリングに用いた、木目をそのまま生かした塗装を施すオープンポア仕上げのラディカウッッドを採用することで、洗練度を高めている。

もう一つのグランスポーツは、「レーシングという、マセラティのヘリテージをしっかりと踏襲したスポーティなクルマに仕上がっている」と述べる。20インチのウラーノ・ホイールが装着されるほか、レッドのブレーキキャリパーを採用。フロントは、センターエアインテークとサイドエアインテークのデザインを変更することで、冷却性能を向上させ、同時にフロント部にアグレッシブな印象を醸し出している。

また、今回のフェイスリフトにより、アドバンスドドライバーアシスタントシステムを搭載し安全装備も充実した。ストップ&ゴー機能を統合したアダプティブクルーズコントロールをはじめ、車両が意図せず車線を越えた場合にドライバーに警告するレーンデパーチャーワーニング、前方の車両をモニターし、追突の危険を知らせるフォワードコリジョンワーニング。衝突の危険が差し迫った場合にブレーキ操作をサポートするアクティブ制御システム、オートメーテッド・エマージェンシー・ブレーキ等が装備された。

エンジンタイプは3リットルV6ツインターボの350psと410ps、3.8リットルV8ツインターボの530psの3種。また、クアトロポルテとしては初のAWDシステムを搭載した、クアトロポルテSQ4も用意される。

車両価格は標準のクアトロポルテの1206万円から。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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