【オートモーティブワールド2017】日産 徳岡部長「7割以上がプロパイロットに満足」

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日産セレナ新型
日産セレナ新型 全 4 枚 拡大写真

日産自動車の電子技術・システム技術開発本部AD&ADAS開発部の徳岡茂利部長は1月18日、「オートモーティブワールド2017」の専門セッションで講演し、ミニバン『セレナ』に搭載した同一車線自動運転技術プロパイロットを7割のユーザーが「運転がとても楽になった」と評価していることを明らかにした。

徳岡部長は「セレナのセールスをみるとプロパイロットの装着率は60%以上になっている。70%以上のお客様からは『運転がとても楽になった』という回答を頂いている。『ややそう思う』という回答も含めると、ほとんど100%のお客様がプロパイロットに対してベネフィットを感じて頂いているという結果が出ている」と述べた。

プロパイロットは現在、日本で販売しているセレナにのみ搭載されているが、徳岡部長は「今後、プロパイロットをいろいろな市場や車種に展開していく計画」としながらも、「例えば高速道路の走行シーンひとつとっても市場ごとのカスタマーの要求事項とか、道路環境が違う。またシステムにとっては設定する上限車速だとか加減速の仕方、ステアリング制御の効かせ方の好みが市場ごとに違う」とも指摘。

そのうえで「あまりシステムに縛られたくないという欧州の方と、システムにかなり任せたいというアメリカの方の志向がずいぶん違うので、そういった意味ではプロパイロットの技術を今後広く市場に投入していく場合には、それぞれの市場の条件をシステムの織り込んでいく適合開発が必要になってくると感じている」と語っていた。

《小松哲也》

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