漂流捜索機が販売開始---子機を携行、最大5km四方を探知

船舶 テクノロジー
水難救助や山岳救助などでは、電波の特性上920MHz帯がよく使用されており、本製品でも925MHzが使用されている。電池寿命は親機が約6か月、子機が待機状態で3か月となっている(画像はプレスリリースより)
水難救助や山岳救助などでは、電波の特性上920MHz帯がよく使用されており、本製品でも925MHzが使用されている。電池寿命は親機が約6か月、子機が待機状態で3か月となっている(画像はプレスリリースより) 全 3 枚 拡大写真

 テレネットは水難事故で捜索時間を大幅に短縮することを目的とした漂流捜索機「SEARCH-ME(サーチミー)」を2月1日に販売開始することを発表した。

 「SEARCH-ME」は920MHz帯の電波を使用した漂流捜索機で、親機から最大1~5km四方までの距離にある子機を全方位で検知することが可能となっている。親機の表示窓には探知した子機の方向と距離が表示され、子機IDが見つからない場合は「近くにいません」の表記となるため、捜索範囲を狭めていくことが可能となる。

 また、1台の子機を複数の親機から捜索することも可能なため、船やヘリコプターなどを使用する従来の遭難救助と比較して、捜索時間を約40分の1程度に減らすことが可能とのこと。津波災害などの大規模災害時には、個別ID毎ではなく一括での捜索も可能としている。

 主に想定される使用方法は、ダイビングフロートや救命胴衣などへの装着など。海水浴などでは腕輪タイプでの装着なども想定されている。

 製品構成は親機と子機があり、親機(通常モデル)が29,800円。落水アラート付きモデルは34,800円。子機は29,800円。探索範囲を広げる中継サーチシステムなども用意されている。GPSなどを使用せず、通信費も不要だ。

水難事故での捜索時間の短縮に期待! 漂流捜索機が販売開始

《防犯システム取材班/小池明@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る