品川は地上、北品川は高架…東京都、京急線連立化のアセス調査計画書作成

鉄道 行政
京急品川駅の横断図。現在の高架ホーム(点線)から地上に移る。
京急品川駅の横断図。現在の高架ホーム(点線)から地上に移る。 全 5 枚 拡大写真

東京都の都市整備局と建設局は1月30日、京浜急行電鉄(京急)本線の泉岳寺(港区)~新馬場(品川区)間で実施する連続立体交差化計画(連立計画)について、環境影響評価調査計画書を環境局に提出したと発表した。

この連立計画は、泉岳寺~品川~北品川~新馬場間2.6kmのうち約2.0kmを都市計画区間とし、約1.7kmの区間で連続立体交差化の事業を行うもの。1月27日・28日には都市計画素案の説明会が港・品川両区内で行われた。

都市整備局・建設局の発表によると、環境影響評価を行う項目として「騒音・振動」「日影」「電波障害」「景観」「廃棄物」の5項目を選定。調査計画書に盛り込んだ。今後は環境影響評価書案の作成を進めるとともに都市計画の手続きも進め、早期事業化を目指すとしている。

関係各者の公表資料によると、事業区間のうち泉岳寺方の約0.4kmが地下・掘割区間、品川駅付近の約0.3kmが地平区間、新馬場方の約1.0kmが高架橋区間に。品川駅の京急本線ホームと引上線は、現在の高架から地上に移設。同駅構内の線路は今より1本増え、島式ホーム2面4線の構造に変わる。

一方、品川~新馬場間は新しい高架橋を建設。途中の北品川駅も高架化する。これにより北品川駅の前後3カ所にある踏切が解消される。

《草町義和》

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