ドイツの高級車メーカー、アウディは2月14日、中国（香港を含む）における1月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は3万5181台。前年同月比は35.3％減と、2か月連続で前年実績を下回った。
販売の主力は、中国吉林省のフォルクスワーゲングループの長春工場で現地生産される『A6L』、『A4L』、『Q5』、『Q3』の4車種。なおA6LとA4Lは、中国専用のロングホイールベース仕様。
1月の落ち込みは、中国の長期休暇の春節（旧正月）が要因。前年は2月だった春節が、今年は1月下旬から始まったため、ディーラーの稼働日が少なかったのが響いた。
アウディは2016年、中国で過去最高の59万1554台を販売。前年比は3.6％増だった。アウディのディートマル・フォッゲンライター営業＆マーケティング担当取締役は、「中国事業の先行きについては、引き続き楽観的に見ている」と述べている。
