三菱自動車は2月17日、フィリピンにおける生産・販売会社 ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)で、コンパクトセダン『ミラージュG4(アトラージュ)』の生産を開始したと発表した。
フィリピン政府は、2015年5月に自動車産業の国際競争力を強化を目的とした「CARS Program」を発表。今後製造される自動車3モデルを対象に、車体組立、大型プラスチック部品組立や部品製造、車両・部品の検査施設への投資に、1モデル当たり最大90億ペソ(約217億円)のインセンティブを付与する。
MMPCは同プログラムの参加承認を受け、約43億ペソ(約104億円)を投資し、既存の車両生産工場に生産ラインを増設し、今回、生産を開始した。ミラージュG4は同プログラムの支援を受けた案件としては初の生産開始となる。同工場は年間5万台の生産能力を持っており、5月からはコンパクトカー『ミラージュ』も生産を開始する予定だ。