福島交通 飯坂線を引退する7000系2両は富山で解体、リサイクルへ

鉄道 企業動向
福島交通 飯坂線 7000系
福島交通 飯坂線 7000系 全 16 枚 拡大写真

福島交通 飯坂線に「25年ぶりの新形式車両」が走り出す。形式名は1000系。東急電鉄1000系を福島交通向けに改造、2両編成と3両編成の各1本ずつが2016年10月に福島へと渡った。福島交通は、現在活躍する7000系のうち2両を廃車する(写真16枚)。

東北新幹線 福島駅と「奥座敷」飯坂温泉を結ぶ福島交通 飯坂線は、東急電鉄線で1962年から登場した7000系16両(2両編成5本+3両編成2本)を1991年に譲り受けた。

中間車に運転台などを設置し先頭車化したことから、従来の7000系とは違うツルンとした顔が印象的。今回の1000系導入で、車いすスペース、車内液晶表示、2か国語案内、VVVF制御による省エネ化などが実現する。

福島交通は2月22日、「7101-7202、7103-7204、7105-7206の2両編成、7113-7315-7214の3両編成がまだ現役。1000系導入は継続し、2017年秋に2両+3両の5両を、2018年秋に2両+2両の4両が入ってくる。1000系が入るタイミングで7000系は同じ両数を廃車する」と話していた。

「今回、廃車される7000系 7111-7212 の2両は、社内敷地で2つに分割し、富山にあるリサイクル工場へトラックで運んで解体、資源リサイクル化される」

7111-7212 の「ラストラン」は2月25日。車庫が隣接する桜水駅を5時20分に出て、10時台まで福島~飯坂温泉間を往復し、引退する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る