新潟県の第三セクター・北越急行は3月22日、同社が運営するほくほく線の開業20周年に伴い、記念カードを配布する。20周年記念の写真展も3月31日まで開催される。
発表によると、3月22日にほくほく線の列車内で記念カードを配布する。カードは3種類で、乗客一人につき1枚がプレゼントされる。カードの裏面は、10月15日に開催予定のイベントでオリジナルグッズのプレゼントや沿線施設の割引特典が受けられるクーポンになっている。
写真展は十日町駅(十日町市)で開催されており、ほくほく線の開業から現在までの出来事を中心に57点の写真を展示している。
ほくほく線は、六日町(南魚沼市)~犀潟(上越市)間59.5kmの鉄道路線。1997年3月22日に開業した。沿線は典型的な過疎地帯だが、上越新幹線の越後湯沢駅と北陸方面をほくほく線経由で結ぶ在来線特急『はくたか』が、開業と同時に運転を開始。首都圏と北陸エリアを結ぶ幹線鉄道ルートの一部を構成し、北越急行は『はくたか』の収入に支えられて黒字経営が続いた。
しかし、2015年3月の北陸新幹線長野~金沢間延伸開業に伴い、『はくたか』は列車名を北陸新幹線に譲る形で廃止。経営環境は一転して厳しくなっている。