【ストップ 粗悪修理】ヘッドランプを針金で取付!…不完全修復の全貌 その15

自動車 ビジネス 国内マーケット
写真1-1
写真1-1 全 9 枚 拡大写真
本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。

目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。

◆ケース1:ヘッドランプを針金で取付!

前回りの事故で入庫したが、損傷を確認するためエンジンルームを見た結果、ヘッドランプが針金で取り付けられていた。また、フロントの骨格部分のいたるところが修理されていなくて、溶接が剥がれている部分もあり酷い修理内容だった。

写真1-1
写真1-2
写真1-3

◆ケース2:壊れたまま接着剤で止める、いい加減な対応!

追突事故で入庫した車両。損傷確認のためリヤバンパーを外して見たところ、バンパーブラケットが壊れたまま接着剤で止められていた。本来の修理方法ではないので、お客様に聞いてみたが記憶にないとのこと。修理工場は見えない部分なのでいい加減な修理作業で済ませたものと推定できる。

写真2-1
写真2-2

◆ケース3:不完全で溶接でサビが発生!

前回りの損傷事故で入庫した車両。損傷を確認するため、フロントバンパーを外してみたところ、過去の修理作業が完全に修復できてない状態だった。お客さまに尋ねたが、中古車で購入したので記憶にないとのことだった。骨格部分を切って溶接してあるが、溶接も完全ではなく、サビも出てしまっている。

写真3-1
写真3-2
写真3-3

◆ケース4:トランスミッションを取り付けるナットが欠損!

お客さまから異音がするとのことで入庫した。中古で購入した車両だという。故障診断したところ、トランスミッションを取り付けるナットが欠落していた。お客さまに聞いたところ、前に事故で修理をしたが、当該の部分を修理したかどうかはわからなかった。重要保安部位であり、修理した業者のモラルが問われる事例だ。

写真4

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る