ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は4月24日、BMW『M3セダン』などのバッテリーケーブル接続部に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『M3セダン』および『M3クーペ』の2車種で、2009年12月9日~2011年9月28日に製造された513台。
電装部品へ電力を供給するパワーディストリビューションボックスとバッテリーを接続するバッテリープラスケーブルにおいて、接続部分のコネクターのメッキおよび構造が不適切なため、車両振動によって発生する腐食により接触抵抗が増大するおそれがある。そのため、電装部品へ十分な電力を供給できず、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置として、全車両、当該コネクターを対策品に交換する。また、車両振動の影響を低減するため、接続部分にボルトを取り付けるとともに、ケーブルを固定する。
不具合および事故は起きていない。市場からの情報により発見した。