相鉄「都心直通」対応の新型車両を本年度から導入へ

鉄道 企業動向
相鉄は9000系リニューアル車(写真)を引き続き導入。神奈川東部方面線の開業に向けた新型車両も本年度から導入する。
相鉄は9000系リニューアル車(写真)を引き続き導入。神奈川東部方面線の開業に向けた新型車両も本年度から導入する。 全 4 枚 拡大写真

関東大手の相模鉄道(相鉄)は本年度から、神奈川東部方面線の開業に向けた新型車両を導入する。相鉄グループが5月10日に公表した「2017年度 鉄道・バス設備投資計画」のなかで明らかにされた。

神奈川東部方面線は、相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)から東急東横線の日吉駅(港北区)までを結ぶ、全長約12.7kmの工事線。西谷駅~横浜羽沢駅付近接続点間の相鉄・JR直通線と、横浜羽沢駅付近~日吉間の相鉄・東急直通線で構成される。開業は相鉄・JR直通線が2019年度下期、相鉄・東急直通線が2022年度下期の予定。開業すると相鉄の電車がJR線や東急線などに乗り入れ、東京都心に直通することになる。

設備投資計画によると、鉄道事業では本年度中に新型車両を10両(10両編成1本)導入する。車両の詳細は6月頃に発表の予定としている。9000系電車のリニューアルも引き続き進め、本年度は20両(10両編成2本)をリニューアルする。8000系電車の制御装置と補助電源装置の更新は20両(10両編成2本)で実施する。

本線の星川・天王町両駅(保土ケ谷区)を含む約1.8kmの区間で行われている連続立体交差事業も引き続き進める。今年3月に下り線が高架化されており、今後は上り線の高架化(2018年度)に向けて工事を進める。このほか、西横浜・緑園都市・弥生台各駅舎のリニューアルや、二俣川駅舎の増築、海老名駅の改良などを進める。

《草町義和》

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