ボッシュ、サイプレスのフラッシュメモリ採用…完全自動運転実現へ

自動車 テクノロジー ITS
サイプレスの Quad SPI NOR フラッシュ メモリ
サイプレスの Quad SPI NOR フラッシュ メモリ 全 1 枚 拡大写真

米国のサイプレスセミコンダクタ社(以下、サイプレス)は5月16日、車載グレードシリアルNORフラッシュメモリが、ボッシュの次世代ビデオベースの先進運転支援システム(ADAS)に採用された、と発表した。

米国カリフォルニア州に本拠を置くサイプレスは、フラッシュメモリベースの組み込みシステムソリューションにおける世界的リーダー。車載アプリケーションにおいて、トップシェアを誇る。

サイプレスのQuadシリアルNORフラッシュ製品は、運転支援機能や完全自動運転を実現するために使用される最新のADASプラットフォームに、高い拡張性や安全性、セキュリティを追加。NORフラッシュメモリは、最高125度の温度でも、安定して作動する。

ADASプラットフォームは、自動運転の基礎になるもの。ビジョンベースのシステムは、歩行者検知や車線維持、信号認識、衝突防止、死角モニタリングなどの重要な運転機能の実現に不可欠。ボッシュのカメラベースADASプラットフォームによって、さまざまな運転支援機能を ひとつのシステムに統合できるようになる。

サイプレスのフラッシュビジネスユニット担当、Rainer Hoehler副社長は、「車載グレードNORフラッシュメモリが、ADASや自動運転革命の最先端にいるボッシュの役に立ち、大変うれしい」と語っている。

《森脇稔》

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