【Amanekチャンネル】ラジオアプリでおすすめスポットのデータを受信、カーナビに転送してドライブしてみた

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【Amanekチャンネル】ラジオアプリでおすすめスポットのデータを受信、カーナビに転送してドライブしてみた
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デジタルラジオ放送局「Amanekチャンネル」では、放送にスポットデータを付加して送信し、それをカーナビに転送できるサービスを開始した。デジタルラジオ放送のデータ送信機能と、「Navicon」によるカーナビ転送機能を組み合わせて実現するものだ。

今回は、この機能を利用して実際にドライブする機会を得たのでレポートする。

Amanekチャンネルの視聴は、スマートフォンアプリが便利だ。ラジオアプリの「Radiko」と似た使い勝手をイメージするとよいだろう。ただ、AmanekチャンネルがRadikoと違うところは、音声データだけでなく、あらゆる種類のデジタルデータを受信できるところ。今回の発表は、その特徴を生かし、番組放送と連動したスポットデータをアプリに配信し、カーナビに連携できるというものだ。

この新機能により、番組内でおすすめのスポットを紹介し、同時にスポットのデータをアプリに配信し、ワイヤレスでカーナビに送信することが可能になった。今回、この新機能とともに、道の駅を紹介する番組が始まっている。番組で道の駅情報を紹介し、ユーザーの位置情報から最寄りの道の駅のスポットデータを配信するものだ。一部の道の駅では、クーポンも同時に配信しており、スマートフォンのクーポン画面を見せるとサービスが受けられるようになっている。

アマネク・テレマティクスデザインの今井武CEOは、「今回の新機能によって、サービスの使い勝手が向上した。クーポンの配信も始まっており、便利に使っていただけると思う。おすすめスポットを紹介する番組はどんどん作っていきたい。また、音楽に位置情報を付加して配信することもやってみたい」と語った。

実際にこの機能を試してみる機会があった。番組内で紹介されたスポット「T.Y.HARBOR」のスポットデータをスマートフォンで受信し、カーナビに転送するところまでを試してみたが、スムーズに行うことができた。Naviconのカーナビ連係機能はBluetoothを利用しているため、いちど連携させてしまえば、2回目以降は特に意識することもなくデータ転送が完了する。

カーナビに目的地を連携したあとは、Amanekチャンネルを聞きながら目的地に向かった。Amanekチャンネルは、モビリティ向けデジタルラジオ放送局としてスタートしているため、ドライブに役立つ様々なコンテンツを配信している。ドライブに最適な音楽を中心に、日替わりのナビゲーターが番組を放送している。ナビゲーターの真野淑實(まのよしみ)さんは、「リスナーさんから投稿される、のツイート(ハッシュタグ #amanek)を紹介しながらお話しすることもありますし、突風や豪雨が発生している時には番組内でも注意を呼び掛けることもあります」と話す。

Amanekチャンネルの放送で特徴的なのは、通常のラジオ番組のような放送に加え、ドライバーの位置情報に対応したピンポイントの天気情報を、自動音声でドライバーごとに配信する点だ。さらに、運転に支障が出るほどのゲリラ豪雨や突風などが発生したときには、ラジオ放送中であってもアラート音声を配信し、画面でも注意警告を表示する。

ナビゲーターの沖津那奈(おきつなな)さんは、このような特徴について「お伝えしている情報がドライバーの皆さんの役に立っている、という実感があって、リスナーさんからのフィードバックもあるので、とてもやりがいがあります」と話した。

Amanekチャンネルのアプリは全国で利用可能、利用料無料。iPhone、Androidともに提供されている。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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