ジェイテクト、低トルク・高耐摩耗性テーパードローラーハブユニットを開発

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アクスル周辺構造とハブユニット
アクスル周辺構造とハブユニット 全 2 枚 拡大写真

ジェイテクトは5月23日、ボールハブユニット(B-HUB)用の低トルク化・耐摩耗性向上技術を適用したホイール用テーパードローラーハブユニット(T-HUB)を開発したと発表した。

T-HUBはピックアップトラックやフルサイズSUVなど、比較的大型の車種向けハブユニットだ。ジェイテクトは軸受部の転がり抵抗を低減するため、B-HUB用の低粘度グリースを応用し、使用環境を考慮して基油、増ちょう剤、添加剤を最適化したグリースを開発。またシール部については、低トルクタイプのダブルアキシアルシールに加え、リップに必要な油膜特性と低トルク化を両立するために超低粘度基油を用いたシール専用グリースを採用した。この結果、従来品の標準低トルクT-HUBと比べ40%減の低トルク化を実現、四輪すべてに用いることで、0.5%の燃費向上に貢献する。

また、軸受部グリースに低温環境に適した添加剤の配合に加え、基油の低温性を向上させることで、耐摩耗性能も向上。従来比で摩耗量40%低減を実現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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