近鉄の列車位置情報サービスは6月1日から…関西私鉄で初

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「近鉄アプリ」上で、駅間や駅で列車の位置を確認できる。なお、現行バージョンで列車走行位置サービスを利用するにはバージョンアップが必要。
「近鉄アプリ」上で、駅間や駅で列車の位置を確認できる。なお、現行バージョンで列車走行位置サービスを利用するにはバージョンアップが必要。 全 2 枚 拡大写真

近畿日本鉄道(近鉄)は5月29日、スマートフォンで列車の走行位置を確認できるサービスを、6月1日から「近鉄アプリ」上で開始すると発表した。同種のサービスは関西私鉄で初となる。

スマートフォン上で、駅または駅間における各列車の走行位置を列車種別とともに表示するもので、遅延が発生している場合は1分単位で時分を表示する。列車や列車名をタップすると、駅や列車の詳細も表示できる。

対象路線は難波・奈良・京都・橿原・大阪・名古屋・生駒・天理・田原本・信貴・湯の山・鈴鹿・山田・鳥羽・志摩の各線。時期は未定だが、南大阪線やけいはんな線などの他路線でも実施する予定。

サービスの提供時間は原則として5時から翌日1時まで。

なお、このサービス開始に際しては、車掌が携帯している緊急連絡用携帯電話を、列車走行位置を表示できるスマートフォンに置き換え、乗客への情報伝達をより細かく行なうという。

「近鉄アプリ」は2016年12月13日から配信されており、5月20日時点で配信数が5万を越えた。Android 4.4以降またはiOS8以降のOSを搭載したスマートフォンで使用できる。現行のバージョンでは、運行情報のプッシュ通知や表示、近鉄ウェブサイト上の各鉄道情報ページへのリンク表示に対応している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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