【パイクスピーク2017】パワーは1050馬力、テスラのライバルがEVで参戦…FF91

エコカー EV
ファラデー・フューチャー社のFF91
ファラデー・フューチャー社のFF91 全 1 枚 拡大写真

米国のファラデー・フューチャー社は6月5日、米国コロラド州で開催される「第95回パイクスピーク国際ヒルクライム」に、『FF91』が参戦すると発表した。

同社は、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠を置く新興企業。オリジナルEVのFF91を発表し、EV市場に参入した。テスラのライバル企業になり得る存在と称されている。

FF 91スーパーカーのパフォーマンスを備えたEVとして開発。モーターは、最大出力1050hpと非常に強力。このおかげで、0‐96km/h加速は2.39秒と優れた加速性能を実現する。二次電池は、蓄電容量130kWhと大容量。1回の充電で走行できる距離は、およそ700kmの性能を備えている。

ファラデー・フューチャー社は今回、FF91の開発テストの一環として、パイクスピーク国際ヒルクライムへの参戦を決定。パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。

ファラデー・フューチャー社の研究開発担当、Nick Sampson上級副社長は、「パイクスピーク国際ヒルクライムは、電動パワートレインを開発し、FF91の熱システムをテストする理想的な環境。現実の状況でFF91の性能をテストすることで、2018年に車両を市販する際のハードルを、さらに高く設定できる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  4. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  5. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る