【DS 3 イネス・ド・ラ・フレサンジュ 試乗】所有する歓びあふれる限定車…内田俊一

試乗記 輸入車
DS3カブリオ イネス・ド・ラ・フレサンジュ
DS3カブリオ イネス・ド・ラ・フレサンジュ 全 41 枚 拡大写真

『DS 3』と『DS 3カブリオ』に、特別なカラーリングなどが施された計80台の限定モデル、「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」が登場した。

【画像全41枚】

DS 3の6速ATモデルをベースにしたこの限定車のネーミング、“イネス・ド・ラ・フレサンジュ”とは、フランスのファッションモデルであり、また、ファッションデザイナーで、シャネルのミューズとしても活躍した人物名。近年ではユニクロとのコラボレーションも行っている。

このDS 3 イネス・ド・ラ・フレサンジュでは、彼女のテーマカラーであるブルー(ボディ)とレッド(ミラーカバー)、そしてエアメール・ストライプ(リアサイドガラス下端)を施すとともに、インテリアでは、光沢のある赤系のダッシュボードとブルーのレザーシートを採用。またフロアマットにもエアメール・ ストライプがあしらわれている。

今回試乗したカブリオの価格は329万9000円で30台限定(ハッチバックは50台限定)である。基本はベースとなるモデルとは変わらず、1.2リットルターボエンジンと6速ATの組み合わせだ。

乗り心地はかためだが決して不快ではない。レザーシートは前後長、幅ともたっぷりととられ、かつサイドサポートも十分なので、長距離でも快適にドライブを楽しむことが出来た。

また、ATのセッティングも的確で、街中でぎくしゃくした印象は皆無。郊外の空いたワインディングでも、素直なハンドリングとともにコーナーをクリアしていく。そういうクルマではないと思いつつも、ついついパドルシフトが欲しくなった。

高速でも快適さは変わらない。直進安定性は抜群でハンドルに軽く手を添えているだけでどこまでも走って行ける。

さて、DS 3 カブリオの最大の特徴である、屋根を開けてみよう。天井にあるスイッチを押すと、自動でルーフのキャンバス部分を開閉できる。一段階目はルーフの後端まで(途中で止めることも可能)。もう一度今度は押し続けるとリアウインドウが倒れ、トランク上端まで開ききる仕組みだ。高速においては、風の巻き込みは少ないものの、少しだけサイドウインドウを開けていても、80km/h程度からドラミングが始まるので、太陽を楽しみながら走る最高速はこのあたりだ。一方でルーフを後端まで下げ切ると、かなりの風の巻き込みとなり、リアシートにおいてある紙類が飛び出すことになりかねず、更に、後方視界がかなりさえぎられるので、あまりお勧めは出来ない。どちらかというと、ゆっくりと郊外の木漏れ日の中などを走るときに向いているだろう。

DS 3 には安全装備は最低限のアクティブセーフティブレーキ(5km/hから30km/hで前方車両や障害物を検知し必要に応じてブレーキを作動させる)程度で、クルーズコントロールも前車追従機能のない旧来のものだ。しかし、本来の走る、曲がる、止まるという自動車の基本性能に加え、走る楽しさという価値が大きく盛り込まれている。更にイネス・ド・ラ・フレサンジュのモチーフが随所に与えられたこの限定車は大きな魅力にあふれ、所有する喜びを感じさせてくれるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

内田俊一(うちだしゅんいち)
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員
1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラと同じくルノー10。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 『セリカ』が復活、トヨタGRに大きな動きが!…7月のスクープ記事ベスト5
  2. 【トヨタ RAV4アドベンチャー 新型試乗】これぞトヨタの大黒柱! 現行ハイブリッド車でベストと思える洗練度
  3. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  4. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  5. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  2. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  3. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  4. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
  5. 【バッテリー リスキリング講座】車載用全固体電池の開発状況と今後の展望
ランキングをもっと見る