トラックとの衝突で列車のブレーキに不具合、約1.5km先まで滑走

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11日午前8時30分ごろ、佐賀県多久市内にあるJR唐津線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後にも踏切内へ留まっていたトラックと普通列車が衝突。列車のブレーキが不具合となり、約1.5kmに渡って滑走する事故が起きた。トラックの運転者が負傷している。

佐賀県警・小城署によると、現場は多久市東多久町別府付近(中多久~東多久駅間)にある踏切。警報機と遮断機が設置されているが、トラックはこれらが作動した後にも踏切内に留まっており、直後に通過した上り普通列車(西唐津発/佐賀行き、2両編成)と衝突した。

衝突によってトラックは中破し、運転していた33歳の男性が打撲などの軽傷。列車は通常使用するブレーキ配管や制御装置に不具合を起こして減速できなくなり、そのまま東多久駅を通過。その後、駐車ブレーキ(手動ブレーキ)による減速に成功し、衝突地点から約1.5km離れた場所で完全に停止している。列車の乗客乗員27人にケガはなかったという。

この事故の影響により、JR唐津線は現場を含む久保田~多久駅間で約11時間に渡って運転を見合わせることとなった。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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