エヌビディア、ZF / HELLA と提携…自動運転車の安全性向上目指す

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エヌビディアの自動運転車開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE PX 」
エヌビディアの自動運転車開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE PX 」 全 1 枚 拡大写真

米国に本拠を置く画像処理用半導体(GPU)メーカー、エヌビディア(NVIDIA)は6月27日、ZFおよびHELLA(ヘラー)と戦略的提携を締結すると発表した。

今回の提携は、自動運転車の量産に向けて、NCAP(ニュー・カー・アセスメント・プログラム)の安全性証明を得た、AI(人工知能)技術の実現を目指すのが狙い。

ドイツに本拠を置く自動車部品大手のZFと、カメラ検知用ソフトウェアおよびセンサー技術の大手サプライヤーのHELLAは、フロントカメラユニットを統合。ソフトウェア機能とレーダーシステムをサポートする完全な自動運転システムを顧客に提供していく。

この提携では、エヌビディアの自動運転車開発プラットフォーム、「NVIDIA DRIVE PX」を使用して、乗用車に対する最高のNCAP安全評価を獲得するとともに、商用車やオフハイウェイ用途にも対応することを目指す。NVIDIA DRIVE PXは、運用環境にすぐに利用できる単一のプラットフォーム上で、NCAPに対応した安全性と自動運転機能の両方を提供できるのが特徴。

また、ZFとHELLAはNVIDIA DRIVE PXによって、自動運転機能に適した先進の画像処理技術と、レーダーやセンサーの技術を統合する最新の運転支援システムをはじめ、拡張性の高いシステムを実現するソフトウェアの開発が可能になる。

エヌビディアのJensen Huang CEOは、「自動運転車の開発は、社会で最も重要な試みのひとつ。最も難しい課題のひとつでもある。ZFとHELLAとの提携では、NCAP対応の安全性を備えたAI自動運転ソリューションを、世界中の数百万台の車に届けていく」と述べている。

《森脇稔》

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