バイク2台を弾き飛ばして逃走の男、飲酒運転の発覚逃れを認める

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9日午前2時ごろ、埼玉県宮代町内の圏央道(首都圏中央連絡自動車道)内回りを走行していた2台のバイクに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。この事故で2人が死傷。クルマは逃走したが、警察は後に運転者を逮捕している。

埼玉県警・高速隊によると、現場は宮代町国納付近で片側1車線の直線区間。対面通行区間となっており、樹脂製ポールで区分されている。バイク2台はほぼ並列で走行していたとみられるが、後ろから速度差のある状態で進行してきた乗用車が追突した。

2台のバイクは押し出されるようにして転倒。うち1台を運転していた川越市内に在住する34歳の男性が全身強打でまもなく死亡。もう1台を運転していた東京都中野区内に在住する26歳の男性も足を骨折するなどの重傷を負った。

クルマはそのまま逃走したが、前部が大破したことから約1.5km先で走行できなくなって立ち往生。周辺捜索をしていた同隊員が発見し、運転していた鴻巣市内に在住する20歳の男に職務質問したところ、飲酒運転とひき逃げの容疑を大筋で認めたことから、道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑でも調べを進めている。

聴取に対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しており、警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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