【オートモビルカウンシル2017】アウディが スポーツクワトロS1 を展示…RS5クーペ 新型も日本初公開へ

自動車 ニューモデル モーターショー
RS5クーペ
RS5クーペ 全 5 枚 拡大写真

アウディジャパンは、8月4日から6日まで幕張メッセで開催される「オートモビル カウンシル2017」にて、初代アウディ『クワトロ』のラリー仕様車、アウディ「スポーツクワトロS1」を展示するとともに新型『RS5クーペ』を日本初公開する。

スポーツクワトロS1は、アウディが1981年から世界ラリー選手権(WRC)に投入した「ラリークワトロ」の進化形として1984年から導入した車両。アウディは、この2タイプの競技車両で1985年までにWRCで23勝を上げ、乗用車のスポーツ4WDという新しいカテゴリーを切り開いた。

今回展示するスポーツクワトロS1は、1980年と1982年のWRCでチャンピオンになった、ヴァルター・ロールが実際にドライブした車両。

またアウディブースでは、WRCグループBの競技車両のホモロゲーション取得のために214台が生産/販売されたスポーツクワトロと初代クワトロも合わせて展示する。これらモデルに搭載されたアウディ独自の5気筒ターボエンジンの伝統は、今日、アウディ『RS3』や『TT RS』に引き継がれている。

一方、日本初公開となるRS5クーペ新型は、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がけるアウディスポーツが開発した「A5」シリーズのトップモデル。エンジンは先代の4.2リットルV8 DOHCに代えて、新開発の2.9リットルV6ツインターボを採用する。最高出力は450ps、最大トルクは先代比170Nmアップの600Nmを発揮。8速ティプトロニックおよびクワトロ4WDシステムとの組み合わせで、0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は280km/hに達する。

またフロントサスペンションは、改良型の5リンク式となり、リヤも5リンク式を採用。これによりスポーティな走行特性と俊敏なハンドリングが得られるとともに快適性も大幅に向上。DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)付スポーツサスペンションプラスや、状況に応じて走行特性を調整可能とするアウディドライブセレクトも標準装備する。

エクステリアでは、「quattro」のロゴを配した専用シングルフレームグリルや大型エアインレット、専用の前後バンパー、リヤディフューザーを採用することでスポーティさを強調。標準装備のマトリクスLEDヘッドライトはカラーベゼルを採用し、他のグレードとの差別化を図っている。またアウディ クワトロを彷彿とさせるブリスターフェンダーを備え、標準モデルに比べて全幅は15mm拡大している。

インテリアでは、ダイヤモンドステッチングが施されたファインナッパレザーのSスポーツシートや、アルミニウムレースアンスラサイトのデコラティブパネルを配し、スポーティかつエレガントな室内空間を演出する。またメーターパネル内の12.3インチTFTディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションシステムをはじめとする様々な情報を表示できるアウディバーチャルコックピットを標準装備。アウディプレセンスシティ(歩行者検知機能付自動ブレーキ)をはじめとした、数々の最新安全技術とアシスタンスシステムも搭載している。

価格は1257万円で、今秋日本で発売予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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