豪雨被害の久大本線が一部再開…日田彦山線の代行輸送「計画してない」

鉄道 企業動向
久大本線の運転区間は久留米~光岡間と日田~大分間に拡大したが、残る光岡~日田間は花月川橋りょうが流失(写真)したため、再開には相当な時間がかかる見込み。
久大本線の運転区間は久留米~光岡間と日田~大分間に拡大したが、残る光岡~日田間は花月川橋りょうが流失(写真)したため、再開には相当な時間がかかる見込み。 全 4 枚 拡大写真

JR九州は7月18日、豪雨災害で運転を見合わせていた久大本線うきは(福岡県うきは市)~日田(大分県日田市)間17.6kmのうち、うきは~光岡(日田市)間15.2kmの運転を再開した。残る不通区間は橋りょうが流失しており、再開には相当な時間がかかる見込みだ。

久大本線は、久留米~大分間141.5kmを結ぶ鉄道路線。7月5日、九州北部を襲った豪雨の影響で大きな被害が発生し、うきは~日田間の運転を見合わせていた。

7月18日以降、普通列車の運転区間は久留米~光岡間と日田~大分間に拡大。代行バスの運転区間は全て光岡~日田間に短縮された。ただし、久留米~光岡間では一部の普通列車が運休している。光岡~日田間は花月川橋りょうが流失しており、再開までには相当な時間がかかる見込みだ。

博多~由布院・別符間を久大本線経由で結ぶ特急『ゆふ』『ゆふいんの森』は引き続き運休しているが、小倉経由で博多~由布院間を結ぶ臨時特急『ゆふいんの森91~94号』が運行されている。

久大本線と同様に大きな被害が発生した日田彦山線は、引き続き添田(福岡県添田町)~夜明(日田市)間29.2kmが運休中。田川後藤寺~添田間も本数を減らして運転している。JR九州は添田~夜明間の代行輸送について「計画しておりません」としている。

《草町義和》

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