警察の護送車がトレーラーと正面衝突、移送中の容疑者が死亡

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2日午後2時20分ごろ、佐賀県小城市内の国道203号を走行していた警察の護送用ワゴン車が対向車線側へ逸脱。対向してきた大型トレーラーと正面衝突する事故が起きた。この事故で護送中の容疑者が収容先の病院で死亡。警察関係者3人が重軽傷を負っている。

佐賀県警・小城署によると、現場は小城市小城町晴気付近で片側1車線の緩やかなカーブ。唐津署の護送用ワゴン車はカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた大型トレーラーと正面衝突した。

この事故で護送車は中破。佐賀地検に向かうために後部座席へ同乗していた66歳の容疑者の男は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく3日午前に死亡した。運転していた唐津署・留置管理課の47歳男性事務員が胸部打撲などの重傷。容疑者の両脇に着座していた警官2人が骨折や打撲の重軽傷。トレーラーを運転していた伊万里市内に在住する49歳の男性も足を打撲するなどの軽傷を負っている。

死亡した容疑者の男は傷害事件を起こし、殺人未遂容疑で鑑定留置されていた。警察では護送車側がハンドル操作を誤った可能性が高いとみて、男性事務員の回復を待って自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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