日産の米工場、全米自動車労組入りを否決…日系メーカー初の労組結成ならず

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日産の米ミシシッピ州キャントン工場
日産の米ミシシッピ州キャントン工場 全 1 枚 拡大写真

日産自動車の米国法人、北米日産は日本時間の8月5日、ミシシッピ州のキャントン工場において、UAW(全米自動車労組)傘下の労働組合結成に関する従業員投票の結果、反対多数で否決された、と発表した。

UAWは、米国の自動車産業にとって、最大規模の労働組合。これに参加しているのは、米国のGM、フォードモーター、FCA USのいわゆる「米国ビッグ3」の自動車メーカーが中心。

UAWは日本の自動車メーカーの米国工場においても、UAW傘下の労働組合を結成するべく、さまざまな活動を進めてきた。今回のミシシッピ州のキャントン工場の従業員投票は、合弁ではない日系メーカーの単独工場としては、初めての労働組合結成の可否を問うものとして、注目を集めていた。

キャントン工場の従業員3551名が投票した結果は、組合結成に賛成が1307票、反対が2244票。全体の6割以上が反対したことになり、日系メーカーの単独工場初の労働組合結成は、実現しないことに。

北米日産は、「私たちの期待は、UAWが従業員の決定を尊重し、守り、日産の家族を分裂させる努力をやめること」との声明を発表している。

《森脇稔》

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