川崎タクシーは、ユニバーサルデザインタクシーとパーソナルモビリティ「WHILL」を組み合わせた、新たな交通サービス創出に向けた全国初のモデル事業を川崎市にて開始する。
川崎市では「産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値の創造」を目指し、約300の企業・団体などから構成されるウェルフェアイノベーションフォーラムを運営している。ウェルフェアイノベーションでの企業間共創型プロジェクトにより、「高齢者が外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」の実現に向け、新しい交通サービスの創出をめざす。
今回のモデル事業は、中長距離移動用にユニバーサルデザイン(UD)タクシーを、短距離移動用にパーソナルモビリティ WHILLを使用することで、歩行に不安があるため外出を控えている人たちの、家族・友人との外出をサポート。周りの人との交流促進、活動意欲の向上、さらには「外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」の実現を目指す。
川崎タクシーでは、想い出の鎌倉めぐり(8時間・1人9932円)、川崎緑地めぐり(4時間・同5438円)、フリーコース(2時間・同3178円より)の3コースを用意し、3~4人で中長距離の外出を楽しむツアーを9月16日から11月30日まで実施。モニター参加者の募集を8月24日より開始した。