無車検車対策で可搬式ナンバー読取り照合、2017年度に全国に配備

自動車 社会 行政

国土交通省自動車局は、2018年度予算の概算要求で1億6900万円の無車検車・無保険車対策の強化を盛り込んだ。

バイクの自賠責保険切れや車検切れ車両のユーザーに対してハガキを送付して是正を求める対策や、警察の協力による街頭検査で、可搬式ナンバー読取り装置を導入。沖縄県を含む全国の地方運輸局10か所に装置を配備することを目指す。

可搬式ナンバー読取り装置は来年度に向けた準備段階として、この9月に街頭検査で導入する。

三脚の上にカメラを置き、そこで読み取ったナンバーを国交省の保有するナンバーデータベースと照合。街頭検査の現場でユーザーの車検証に提出を求めて無保険車を特定する仕組み。

同局では2014年~2016年の3年にわたって、固定式ナンバー読取り装置による無車検車両の実態調査を行ってきた。例えば、14年の調査では、名古屋市の国道23号線で1万3815台の軽自動車に対して106台(0.76%)、16年の調査では沖縄県那覇市の国道330号線でも5万633台の軽自動車に対して362台(0.71%)の、それぞれ無保険車が見つかっている。

今年の可搬式ナンバー読取り装置の導入では、無車検車率の高い路線にを設置し、その効果をみる。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る