ジャガーカーズは9月4日、英国で9月7~10日に開催する「Tech Fest」において、未来のステアリングホイールを初公開すると発表した。
このステアリングホイールは、「セイヤー」と命名。自動運転などの先進技術が普及した将来、ステアリングホイールは大きく形を変えることが予想されている。セイヤーは、2040年のモビリティを想定したステアリングホイールとなる。
そのデザインは、現行の細いグリップを持つ真円状ではなく、横長のデザイン。現行のステアリングホイールと比べると、スイッチ類はほとんどない。
ジャガーカーズによると、セイヤーは運転以外にも何百もの作業を実行できる音声動作式の人工知能(AI)ステアリングホイール。自動運転のEVで、カーシェアリングでの使用を想定しており、未来の車社会では車を所有せず、ステアリングホイールのみを各自が所有する形になるという。
なお、セイヤーは新しいジャガーのビジョンを表現したコンセプトカーに採用される予定。このコンセプトカーには、最新の車載コネクティビティも導入される。