【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その17

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ビーウィズ・STATE A6R。
ビーウィズ・STATE A6R。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオのサウンドの、最終的な仕上がりに大きな影響をおよぼす、「サウンドチューニング」について、そのもろもろもろを解説している当コーナー。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」をお届けしている。

今回も先週に引き続き、「単体DSP」について見ていく。フォーカスするのは、「結合する」という機能。

ただし、これを実現しているのは、国産ハイエンドカーオーディオブランド「ビーウィズ」だけだ。「ビーウィズ」の『STATE A6R series』だけが、それを可能としている。

同シリーズは3機種から構成されていて、その中のベーシック機である『STATE A6R』は、当機単独で最大3Way・6chの高音質デジタルマルチシステムを構築でき、さらには同社独自の機器間通信フォーマット「MLリンク」を使い、最大10台まで(マスター機含む)の連携使用に対応する。

この特長を利して、2台目を買い足し、3Way・6chを超えるマルチWay・マルチchシステムへ発展させたり、左右chそれぞれに1台ずつを使用しての“デュアルモノラルシステム”構築も可能となる。

なお、シリーズにラインナップしている『STATE A6R DUAL』は、最初から、左右独立・2台1組での使用を前提としたデュアルモノラル専用ファームウェア「LR拡張ファームウェア」を搭載した、3Way・3chモノラル構成専用機である。要は、右chに1台のプロセッサーを、左chにもう1台のプロセッサーを使って、左右のchセパレーションを高めようとするモデルなのである。

そして…。メリットはそれだけにとどまらない。機能が詳細になる、という利点も生み出されるのだ。「イコライザー」のch数は“15”から“30”となり、選択可能周波数ポイントは、“35”から“120”にまで増加する。

「クロスオーバー」においては、選択可能スロープ(dB/oct.)が、「18」であるところが、「18」と「36」の両方から選べるようになる。さらには、“多段重ね”スロープも実現できる。

今週はここまでとさせていただく。次週もこれに引き続いた内容をお贈りする。お楽しみに。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その17

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る